こんにちは
アフリカ最終回は、アフリカに属する島国を紹介していきます!
実は、島国はアフリカ大陸国と比べて生活水準が高いことが多いです。もう一つの特徴としては民族の混血や、ディアスポラ(移民)が多いことです。
では、アフリカの残り6か国を紹介していきます!
(アフリカの島国6ヶ国 139〜144)
139.カーボベルデ ポルトガルとアフリカの混血
画像:Photobucketより
アフリカ諸国の中で一番西端にある島国、カーボベルデ。
かつては奴隷貿易の中継地点として栄えた。
セネガルの沖合にあり、逆くの字型に並んだ10の島からなる。人口は50万人で、日本にいるニートの数と同じくらい。ヨーロッパに近いためか国外のカーボベルデ人は国内より多くいるという、ディアスポラが盛んな国。
青地に10個の星が環状に並ぶ国旗はちょっEUの旗に似ている
ポルトガルの影響が強いアフリカの国である。旧ポルトガル植民地で、アフリカ系黒人とポルトガル系との混血が非常に進んでいる。肌は黒く、金髪で青や緑の瞳を持っている人がいたりする。
教育水準が高い。ギニアビサウとは一時同じ国だった。
140.サントメ・プリンシペ 赤道を通る島 inアフリカ
画像:外務省ホームページより
14ある赤道が国土を通る国の一つ。
ギニア湾上にカメルーン山から連なるように位置する、2つの火山島からなる。*1
ポルトガル語圏の国。
元は無人島であったが、カーボベルデと同様ポルトガルの奴隷貿易の中継基地となり、またプランテーション農業地となったり、帝国主義の拠点となった。現在も輸出の大半はカカオが占めるモノカルチャー経済で、世界最貧国のひとつである。
民族はアフリカ系黒人が多数を占めており、ほとんどの人はポルトガル系クレオールを話す。アフリカでセーシェルに次いで人口が少ない。
降水量が多く、年間降水量は世界2位(2016.FAOより。1位は南米のコロンビア)。
141.マダガスカル 8番目の大陸
InspiredImagesによるPixabayからの画像
モザンビーク沖にある比較的大きめの島で、日本の1.6倍の面積がある。
アフリカでも突出してユニークな国。筆者個人的にはピクサー映画のイメージが強い。生物の多様性に富んでおり*2この国固有の種も多く、100種類いるキツネザルや、特徴的なバオバブの木などがある。
また、民族的にも特徴的であり、インド洋を隔てたオセアニア諸国と同じオーストロネシアンの系譜をたどっており、ジャワ語と似た土着言語を使う。宗教は人口の半数が土着宗教を実践している。
世界で消費される60%のバニラを生産する国。その他、世界最大のイルメナイト埋蔵量があるなど、鉱山資源も実は豊富でポテンシャルを秘めた国。
142.コモロ連合 3島で首相ローテーション
左:ウィキメディアコモンズを通じSpesh931より
モザンビークとマダガスカルの間にある島国。主に3つの島からなる。国旗に描かれる星のシンボルは、フランス領のマヨット島を含めて4島を表している。*3
アフリカで2番目に小さく、4番目に人口密度が多い。
周辺の島にはフランスなどの海外領土が多く、その多くがコモロより豊か。
主要3島は自治に近いことをしていて、3島の出身者からローテーションで首相を輩出するようにしている。
イスラム系(スンニ)の国で、アラブ連盟に属する最南端の国で、かつ1番小さい国。ただし黒人の国である。
143.モーリシャス アフリカのサラダボウル
マダガスカルの東にある、モーリシャス島とその周辺のいくつかの島からなる国。アフリカで1番人口密度が高く、経済も自然も豊かな国である。*4
民族構成が特徴的で、住民の6割がインド系であると言われている。残り4割は白人や中国系で、モーリシャスにはネイティヴの人種少ない。
言語も、みんな3カ国か4ヶ国語を話せる。英仏とヒンディー・中国語・クレオールなど。テレビではいろんな言語がごちゃ混ぜになっている。
国の動物が絶滅したドードー。
インド人が多い国ゆえ、ヒンドゥー教がマジョリティ。
144.セーシェル HDIアフリカ最高
bummelhummelによるPixabayからの画像
アフリカ大陸に南にある115の島々からなる島国。
国名はフランスの昔の財務大臣から来ており、古くからフランスの影響を多く受けている。現在はイギリス連邦に加入。
セーシェルは、一人当たりGDP、HDI(人間開発指数)がアフリカ1の豊かな国。
その経済はほとんど観光業によって支えられており、美しいビーチなどの豊かな自然を求めて欧米などから多く観光客が訪れる。ビーチの近くに巨大な花崗岩が見られる特徴的な風景が有名。また、森林率はガボンを抜いてアフリカ1。世界的なゾウガメの生息地でもある。
民族は欧米系、アフリカ系、アジア系と様々なルーツがあるが、クレオール化しほぼ単一民族になっている。
チェコに次いで世界で2番目にビールの消費量が多い国でもある。
以上です。
次回からオセアニアに入ります!!