ジャスト イン スプリエ

K・S・Yの3人による更新となります。タイプの違う3人の怒涛の日々をお送りいたします。

全世界193か国をひとことで紹介する。南部アフリカ編 byS

こんにちは。Sです。今回は5か国紹介します。

今回ご紹介する(狭義の)南部アフリカはミーアキャットがいるエリアです。私自身の独自の区分に近い部分もありますがご容赦ください。存在感の大きい「南アフリカ共和国」のほか、ミニ国家のレソトエスワティニ、ナミビアボツワナを紹介します。

前置きとして2点。

まずはコイサン人種と言われる人種の存在。南西(ボツワナナミビア南アフリカ西部)に居住するコイサン人種は最初期の人類(諸説あり)とも言われています。コイサン人種は一重まぶたが有るなどアジア系と類似の特徴を持ち、コイサン語は特徴的な吸着音があります。

次に、このエリアと切り離せないものはダイヤモンドの存在。英国ケープ植民地6代首相の「セシル・ローズ」は実業家で、この地域で採掘される鉱石を美しく磨き装飾品として売り出すビジネスで成功。それが現在のダイヤモンドで、この時からの系譜を継ぐのがデビアス社になる。さらに、彼は在任中に植民地を北に広げ自らの名をとって「ローデシア」と名付けた。(前回参照)

 

 

134.ナミビア スケルトンコースト

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rmferreiraによるPixabayからの画像

世界有数の海洋砂漠であるナミブ砂漠があるナミビア。海沿いに砂漠がある、鳥取砂丘のでかい版みたいな幻想的な風景が見られる。世界一古い砂漠でもある。スケルトンコーストとも呼ばれる。

沿岸がほとんど砂漠のため、港街が栄えず、内陸のほうに都市がある。ナミブ砂漠の内陸にはカラハリ砂漠があり、サブサハラで1番乾燥している国。人口密度もモンゴルに次いで世界で2番目に低い。

牛脂入りの泥で髪の毛をドレッドヘアみたいにするヒンバ族が有名。他内陸部にコイサン系のコイコイ人やサン人がいる。*1

主要民族としては「オヴァンボ人」が5割程度だが、多民族構成。30以上の王室がある。

様々な民族が一緒になってドイツと戦った歴史があり(1904〜1907)、2万〜10万人が殺された20世紀最初のジェノサイドと言われている事件があった。そんなことからもドイツとは縁が深く、アフリカでドイツ人が1番多い国で、3%ほどいる。

戦後一時、南アフリカに併合されるが1990年に独立。

 アフリカ最大の渓谷、アフリカ最大の塩湖がある。世界最大の隕石もある。

ダイヤモンドの生産も世界トップ10に入る。

 

135.ボツワナ アフリカの優等生

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南アフリカ共和国の北にある内陸国。フランスと同じくらいの面積で、日本より大きい。人口密度もかなり低い。

現在世界2位のダイヤモンド産出量で、かつて(1980年代)アフリカの奇跡と呼ばれるような経済発展を遂げた国。現在の経済力も一人当たりGDPで見るとモーリシャスに次いで2位または3位になる。注)国債信用度がアフリカ1高く、日本の格付けが下回った時もあり「日本の信用はボツワナ以下」という記事が出回ったことがある。

アフリカで稀な政治が腐敗していない(腐敗認識指数28位)。そのためか密漁が少なく、動物が豊かな国。

80%がツワナ人で、国名はそこからくる。公用語はツワナ語。加えて3つほどの主要民族がいる。なかでも、3%ほどを占めるコイサン系の少数民族ブッシュマン」は、人類学者の観察対象になったことで有名。注)コイサン系民族はナミビアボツワナにいる。

西部に世界最大の内陸デルタであるオガバンゴデルタがある。ほか西にはナミビアにかけてカラハリ砂漠が広がる。カラハリ砂漠に突然現れる巨大オアシスには絶滅危惧種など生物がいる。*2

 

 

136.南アフリカ アフリカ唯一のG20

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Image by Willem van Deventer from Pixabay

アフリカで唯一G20に加入している、比較的早い段階で先進国に仲間入りしたアフリカの大国。新興国としてBRICSの一角に数えられる。その背景に昔から白人が多く住んでいることがある。

住みやすい気候のため、植民地時代から「アフリカーナー」と呼ばれる白人が多く居住している。彼らによって西北部にオレンジ自由国など3つの共和国を建国され、イギリス植民地と対立してボーア戦争などに発展したこともある。南アフリカ共和国になってからも白人政権が続き、悪名高い人種隔離政策を行った。アパルトヘイト後は民族対立が問題になっている。

ダイヤモンドはもちろんほか鉱業では、クロム・プラチナの生産量世界一。

失業率が(調査機関によって異なるが)いずれも27%以上でトップ3に入る。南アフリカとその内陸のミニ国家2つ(レソトエスワティニ)は世界トップ3独占の失業率の3割弱(2018ILO)。

治安の面では世界トップクラスに危険な国、特に首都がやばい。*3

多くの人は英語かアフリカっぽいオランダ語の「アフリカーンス語」を喋る。

最大民族のズールー人(ズールー語)、コイサン系と文化的に融合したコサ人(コサ語)、レソト系(後述)のソト人、北部にいるボツワナ系のツワナ人などが居住している。

ビーフジャーキーをよく食べる文化があり、めちゃ旨い。

 

137.レソト 天空の国

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マレツャーネの滝(skeezeによるPixabayからの画像)

南アフリカ共和国に完全に囲まれている内陸ミニ国家。注)世界でバチカンサンマリノレソトしかない。

また、国土平均の標高が世界一高い国。国土全体が標高1000メートル以上。

高い標高のため寒く、雪が降りスキー場もある。

多民族国家が多いアフリカにおいて珍しい、ほとんどが先住民族のほぼ単一民族国家。人口の99%以上がソト人の、サブサハラではかなり珍しいほとんど単一民族の国である。キリシタンが9割を占める。

民族の伝統的なブランケットが有名・

 

138.エスワティニ 二頭政治(Diarchy)の王国

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モザンビークと国境を接し、南アフリカ共和国に囲まれた内陸国ガンビアに次いでアフリカの大陸で2番目に小さい。東西を山脈で囲まれた盆地。

旧称スワジランドで、一番最近国名が変わった

レソトと同様、97%がスワジ人である単一民族に近い。キリシタン8割。その政治体制が特徴的で、王とその母親の2人が最高権力者として実験を握る王政をとっている。また、王室関係の祭り儀式が有名で、youtubeでも見られる。

失業率、乳幼児死亡率、孤児率などが軒並み世界トップクラス。HIV感染率が世界一。

スワジキャンドルとよばれる伝統的なカラフルなキャンドルがお土産に人気。

 

*1:コイコイとサンでコイサン

*2:ミーアキャットもいる。

*3:立法・司法・行政の3権でそれぞれの3つの首都がある珍しいシステムをとっている。