ジャスト イン スプリエ

まっさん、さこ、やんもの3人による更新となります。タイプの違う3人の怒涛の日々をお送りいたします。

世界193ヶ国をひとことで解説 西欧編

 どうも、「2月中にはヨーロッパ終わります」って言ってたさこです。1週間ぶりです(´◉◞౪◟◉)。

…ダメでした。すいません

 

ヨーロッパ編はやっとこさ終わりです。ラストは西欧。イギリスとフランス+2か国です。

イギリス、フランスといえば、近代史の主人公ですね。植民地帝国はトップ1と2でした。いまでもなんぼか海外領土を持っています。まあ、前置きは軽めで。

 

 (西欧 3か国)

87.イギリス(UK) かつての大英帝国 

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紳士の国イギリス。

産業革命の発端であり、今私たちが生きている近代文明はイギリスから始まった。この企画は世界史ではないのであまり深入りしないが、18・19世紀の覇権国家イギリスが世界に及ぼした影響はあまりにも大きい。世界中に植民地帝国を広げ、まさに「太陽が沈まない国」であった。その頃は人口、GDPももちろん世界一。

「イギリス」と言うのは日本人のみで、「ユナイテッド・キングダム(United Kingdom)」と言う。連邦王国。イングランドスコットランドウェールズ北アイルランドの4つの州からなる。ユニオンジャックの旗は、イングランドスコットランドアイルランドを合わせたやつ。ウェールズ(ドラゴンの旗)だけハブられてる。

それとは別で、旧植民地を中心に「英国連邦(コモンウェルスと言うことも多い)」という共同体を形成している。インド・オーストラリア・カナダなど53か国が加盟している国家連合。

そんな国家連合があったりして、イギリスは未だ先進国である。経済の面では、とくに世界金融危機の以後、ロンドンのシティはウォールストリートを抜いて世界最大の金融センターとして返り咲いた。超富裕層世帯はアメリカに次ぐ2位。しかし、最近EU脱退を決めてから若干勢いが減っている。ちなみに、ユーロはもともと導入してない。

イギリスの有名企業を挙げると、掃除機のダイソン、ダンヒルバーバリーボーダフォン(通信)、アングロアメリカン、世界最大の広告代理店のWPP、会計ビッグ4の一角EYやPwCがある。

車でいうとジャガーベントレーロールスロイスはイギリス車。ちなみにイギリスは日本と同じ左側通行で、旧イギリス植民地は左を走ることが多い。

経済力の他、軍事力も強い。世界最大の民間軍事会社「G4S」はイギリスにある。国連安全保障理事会の1国。核も持っている。

政治の面では、イギリスの特色は立憲君主制(エリザベス女王)であるのはもちろん、「議院内閣制」と「不文憲法」。イギリスでは、18世紀の初めごろ世界で最初に議院内閣制を導入する。現在の日本も議院内閣制をとっているが、もちろんイギリスをモデルにしたもの(相違点はいくつもあるが)。不文憲法については、イギリスは成分となった憲法は存在せず、いくつもの法律・判例・慣習法などを集合して憲法を構成する。

文化の面で特筆すべきは小説と音楽。文学はシャーロックホームズやハリーポッター、音楽はビートルズやオアシスが特に有名。もっと昔でいうとシェイクスピアもイギリス人。あと、映画だが007シリーズはイギリスの象徴。

紅茶は美味しいが、飯はまずいというステレオタイプがある。有名なのはローストビーフ、マッシュポテト、フィッシュ&チップス。日本のカレーはイギリス式。

88.アイルランド ケルト

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画像はケルト十字

イギリスの東にあるアイルランド島の5/6を占めるアイルランド共和国

世界史的にはアイルランドといえばイギリスの英国国教会にたいしてカトリックである、という位置づけであるが、彼らの実際の民族アイデンティティは「ケルト」である。ケルトはローマやカトリック協会の隆盛の以前から大陸欧州で力を持っていた民族。詳しいことは知らんが、画像のケルトクロスのイメージしてもらえると分かる人には分かる気はする。

文化はレプリカント、リバーダンスのほか、アイリッシュパブが有名。黒ビールの代表格であるギネスビールはアイルランド発祥である。ビール文化は切っても切り離せないもので、聖職者であってもビールを飲むというほど。最古のパブもある。

EUで最が出生率が高い。人口の19%が15歳以下の若者が多い国。

イギリスはかつてアイルランドを植民地支配(?)しており、隣国イギリスとの関係は今もあまり良くない。その象徴的なものはイギリス領となっている北アイルランド。基本的に北アイルランドも自国領と考えている。割と最近まで、アイルランド共和国軍(IRA)による独立運動が激しくあった。

アイルランド語と英語は全然異なる。多くのアイルランド人は英語とのバイリンガル。長年イギリスに支配されていて、その間が英語が奨励された。そのため若干普及率が低くなっている。

イギリスはアイルランドの雨影になっており、アイルランドは降水量がめちゃ多い国。

緯度はカナダとかと同じくらいであるのに温かい。

 

89.フランス フランス革命

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ウジェーヌ・ドラクロワ民衆を導く自由の女神

アートとファッションの国フランス。ルイヴィトン、シャネル、ディオール

フランス革命は社会科学を勉強していると何度も出てくる、人権という概念の基礎になった出来事。フランス革命のあとはナポレオンが暴れた。西洋列強の一角であり、フランス語話者人口の多さは、かつての植民地帝国の広さを表している。今でも海外領土を多数持っており、本土の事をヘキサゴン(やや6角形に見えるから)、海外領土のことをドムトム(DOM-TOM) という。南極も一部領有権を主張(アデリーランド)。アデリーランドを含めると排他的経済水域の広さは世界一、除いてもアメリカに僅差に迫る2位である。

本土だけでもEUで最大の面積がある。全域に川が流れ、肥沃な土地と恵まれた気候。ヨーロッパ屈指の農業国である。世界史では「混合農業」とか習う。とくに有名な産品は、チーズとワイン。チーズの消費総量で世界一。国中にいろんな種類のチーズがある。ワインは生産量でイタリアに次ぐ2位、消費量でもアメリカに次ぐ2位。

フランス料理と言えば、世界三大宮廷料理と言われている。その特徴は、本当にいろんな生物を食べる(エスカルゴとか)こと。ヨーロッパで最も昆虫を食べる国。日本と似て、生食が好き(カルパッチョとか)である側面も。

農業に対して工業に関しては航空が強い。航空用語はフランス語がスタンダードなほど、フランスは航空の中心である。飛行機メーカービッグ2の片割れエアバス社がある。あと、自動車でいうとルノー

観光も一大産業であり、世界一観光客数が多く(年間8000万人以上!)、人口より観光客の方が多い。

原子力発電の供給量割合が世界一。全発電の76.3%を占める。

イギリスとは友達のような敵のような(frenemyという)、日本と韓国的な関係である。第二次大戦前のライバルはドイツだったが、今はすごく仲良い。

旧フランス植民地が中心に設立した、フランコフォニー国際機関という、84の国と地域が加盟する機関がある。ただし、現在はフランス語圏以外の国も参加している(韓国など)。

 食品ロス対策の先進国で、2016年にスーパーマーケットに対し食品廃棄を罰する法律を作った。すべての食品は寄付等に回される。

働くのが嫌いな国民性で、ストライキが世界一多い。

 

90.モナコ 金持ち

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フランスの地中海沿岸、「コートダジュール州」の一角にある超ミニ国家。海岸沿い4キロだけが国土(面積2.02㎢)で、1時間で端から端まで歩ける。国連加盟国の中で1番小さな国(バチカンよりはでかい)で、世界一人口密度が高い(2万人弱/㎢)。そして、金持ちである。「モナコでは億万長者でもボディガードを雇わなくていい。億万長者がそこらじゅうにいるから。」というほど。人口あたり名目国民総所得(GNI)は1869万円。

 経済はタックスヘイブンと観光によるものがほとんど。企業の3/4が外資所得税、不動産税はないが、付加価値税(消費税)は20%ある。モンテカルロという有名なカジノがある。

1㎡あたり4500ドル(45万)と、地価は世界一高い。

人口の中のモナコ人は2割ちょっとで、フランス人の方が多い。モナコ語というのもあるが、絶滅に瀕している。

君主制の国で、伝説的ハリウッド女優のグレース・ケリーが前大公の妃であった。

モナコで有名なものと言えば、カーレースのモナコグランプリである。レースの他にも毎月ほどなにかしらのイベントがある。国際マラソンや皇族のパーティなど。

 

 

書いてから見ると、記述長すぎわろた。ひとことでもなんでもない。

まあ、イギリス、フランスはネタ大すぎってことで・・・

改善していきたいのでよければ色々指摘してください。 

 

次回からはアフリカの55か国を紹介13回に分けて紹介する予定です。

更新滞ってますが、ぜひまた読んでみてください。