ジャスト イン スプリエ

K・S・Yの3人による更新となります。タイプの違う3人の怒涛の日々をお送りいたします。

公務員試験の受験経験者による行政書士試験の感想 ( by S )

こんにちは、三位一体の左側部分を担当するSと申します。昨日、行政書士試験の合格発表がありました。

今回は、公務員と行政書士の試験、どれだけ互換性あるか、難易度の比較などについて私見を述べたいと思います。

公務員試験受験したけど行政書士受けてみようかなって人とか、そうでないけどなんとなく来たって人とかの参考になればと思ってます。

 

 

行政書士

個人的な難易度

★★★☆☆

オススメ度

★★★☆☆

 難易度はそれまでの勉強時間も踏まえて、特に法律初学者にとっては簡単な試験ではないとは思います。ただし、それなりに前知識がある人にとっては、4/5がマーク式なのでさほど難しい試験形式ではありません。公務員試験経験者なら★×2、初学者なら★×4といった印象。

 オススメ度、、正直まだどれだけ役に立つかわからないです。というのは、行政書士の実務とはまるで関係ないといわれていることもあり、行政書士の仕事自体すらまだあまり分かっていないという現状だからです。

 いずれも以下でもう少し詳しく書きます。

①前提と背景

(1)資格に対するプロフィール

私Sは、去年の4月末~7月くらいまでにかけて公務員試験(地上・裁判所など)を受験し、その後行政書士試験(11月)を受験しました。ちなみに、残念ながら公務員は面接とかが芳しくなかったため失敗してます。※地上と市役所の一次合格

 

(2)なぜ取得しようと思ったか

正直、公務員試験の続きで軽めの勉強で合格できるかも、というのが大きいです。

ただやっぱり、士業の資格を得たというのはそれなりに気分はいい。(?)

 

②期間

 行政書士そのものだけの勉強は一週間です。あとは、公務員試験の積み上げによる部分です。ただし、1週間はほぼ勉強だけして、当日徹夜で行きました。ほぼニートみたいな今の時期だからこそなせる技。 

 試験日は、平成30年は11月11日(日)でした。ポッキーの日。毎年11月の第二日曜日にあるのかな? それから、合格発表が昨日なのでめっちゃ遅いです。自己採点はできますが、記述全体の1/4があるのでわかりませんでした。

 

③公務員試験との比較・使用した教材など

(1)大まかな科目

 大まかに。まず、行政書士300点満点の180点とれば受かる試験です。あと、足切りシステムがありますが、ほぼ気にしなかった。

 科目はまず、法令科目と一般知識科目が5:1くらいの割合で出ます。(一般教養で低すぎると足切りになる)。それから、

・法律科目のうち60点が記述問題で、20点×3問

・記述3問以外ほぼ択一問題で(多肢選択というのがちょっとある)、4点×60問

民法行政法が基幹。それぞれ100点前後ある

憲法会社法の択一が5問ずつ(計20点×2)

・一般知識は社会と情報と国語みたいな感じ

 まあ、厳密にいうともうちょっと色々あるけど大体こんな感じ。(基礎法学とか)

 

(2)公務員試験との互換性

 公務員試験受験者として有利なのは、①行政法民法③時事など です。これがなかなかでかい。

①何より行政法行政法行政書士試験の最重要科目であり、得点しやすいオーソドックスな問題が多く出ます。公務員試験のように判例問題または条文問題に偏らず、毎年バランスよく出ます。私は、前日の徹夜でTACの行政法のVテキストを一気に見直して、それがかなり吉でした。公務員でも行政法やってない人は行政書士との互換性はかなり落ちます。

民法は択一9問と記述2問ですが、かなりハイレベルな問題が出た印象です。私の公務員試験での民法は、得意ではないが足は引っ張らない、たまに高得点とれる、ぐらいの実力でした。本番では運もあって9問中の6問正解でしたが、これを満点とれって言われたら相当厳しいと思う。行政書士受験者一般に、民法の得意不得意で分かれるともいえるかもです。

③「時事ってなんぞ」て感じですが、一般科目での公務員試験の時事や、社会科学の枠で勉強した知識が結構生きました。そのおかげで、過去問やりながら一般知識で満点とれるかもとも思っていました。しかし、今年の試験は行政書士実務に関する内容が多く、本番は結構落としました。

 

(3)公務員試験との相違点と、その勉強法

 公務員試験と相違する点は、❶記述問題❷会社法❸一般知識の情報 くらいの感じです。

❶記述問題

 公務員試験で民法行政法の記述をやる人はあんまいないんじゃないでしょうか。国家総合職の二次とか?また、行政書士の記述は、記述といえど20文字~40文字程度で、他法律試験の論述問題とは一線を画しますで、私はこれを使いました。

 →『2018年版出る順行政書士 40字記述式問題集』LEC

個人的にこの本、めちゃよかった。論述だけでなく、民法行政法全体の復習にもなります。知らんけど、人によってはさほど特別な勉強をしなくても記述でとれる人もいるかもしれません。イメージ的には、重要な要件事実とかをソラで言える感じが求められる。

会社法

 会社法は全くゼロから始めました。割と細かい知識を問われ、甘くありません。5問×4=20点ですが、直前まで過去問では1問も正解しなかったです。(しかし当日は奇跡の2問正解)

 →神田秀樹『ここだけ押さえる! 会社法のきほん』ナツメ社

この本+中古のユーキャンのテキストを使って勉強してました。この本の基礎的な知識では全く直接点に結び付きません。でも、個人的にこの本はわかりやすくて好き。

公務員試験受験者で会社法やる人はそれこそ国家総合職法律区分の一部のみだと思います。それなりの勉強時間を要します。しかし、捨てても受かります

❸一般知識の情報

 最後に、一般知識の情報は私はほとんどやってません。公務員試験の行政法でちょびっと被る部分がありますが、知らん事のほうが多いです。当日試験会場でもらった予備校の「直前シート」で1問とれました。

 

④実際受けてみた感想等(難易度)

 難しい試験だとは思います。公務員一次試験とは試験範囲の広さが違う(あと試験種もある)ので一概に言えませんが、同程度か、行政書士のほうがやや易しいんじゃないだろうかというのが私の感想です。と思うのは、最重要の行政法の問題が、クセがあまりないからというのが大きいです。

 しかし、偉そうなこと言ってますが、正直合格すると思ってませんでした。前日までやってた過去問では一度も合格点に達してません。いや、ほんまただ運で合格しただけですスイマセン。